グリチルリチン酸ジカリウムとは
グリチルリチン酸ジカリウムとは、漢方の原料として知られる 甘草に含まれる成分であるグリチルリチン酸とカリウムの融合体です。 数ある育毛剤にもこのグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているのですが、 どういった育毛効果が期待できるのでしょうか。 何それ？何それ？化粧品、医薬品、シャンプー、育毛剤… 数多くのアイテムに含まれている「グリチルリチン酸ジカリウム」。 いったいどんな成分なんだろう…？ 育毛剤成分「グリチルリチン酸ジカリウム」の具体的な効果とは？グリチルリチン酸ジカリウムは、育毛剤や化粧品、医薬品などに多く含まれることがわかりました。 これだけ多く使用されているとなれば、何か良い効果がありそうな気がしますが、 育毛剤としての具体的な効果はどのようなものなのでしょうか。 ①グリチルリチン酸による抗炎症・抗アレルギー作用グリチルリチン酸には、抗炎症作用や抗アレルギー作用が認められています。 皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まってしまうと、頭皮が炎症を起こします。 また、敏感肌などでシャンプーが頭皮にあわず、アレルギー反応を起こしてしまうこともあります。 これらはどちらも薄毛の原因になります。 抗炎症作用や抗アレルギー作用があるグリチルリチン酸を使うことにより、 薄毛の原因となりえるアレルギーや頭皮の炎症を抑えることが期待できます。 つまり、アレルギーや皮脂の分泌など、さまざまな原因で生じる頭皮の炎症を抑えることで 毛髪が成長しやすい頭皮環境を整え、脱毛を防止し、毛髪の成長を促すことが期待出来るのです。 ②グリチルリチン酸による殺菌作用頭皮での皮脂の過剰分泌は、皮膚の常在菌の栄養源になり、雑菌の増殖を招きます。 また、逆に乾燥肌など皮脂不足は、頭皮表面のバリア機能を低下させ、 やはり菌などの影響を受けやすくなります。 どちらのパターンでも、雑菌の繁殖によりかゆみを生じやすくなります。 かゆみが出ると、意識せずとも頭皮を掻きむしってしまいやすく、 そのせいでさらに頭皮が傷ついて炎症は悪化。 頭皮の新陳代謝のサイクルが乱れて、フケが出やすくなることもあります。 グリチルリチン酸は高い殺菌効果があるため、頭皮の雑菌の繁殖を防ぎ、 フケやかゆみを抑えることで、頭皮環境を整えます。 殺菌効果で頭皮環境を改善殺菌効果で頭皮環境を改善皮脂の過不足はともに雑菌繁殖の原因、 そしてそれは抜け毛を招く…。 殺菌作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムで、 頭皮環境を改善しましょう。 ③カリウムによる毛母細胞の機能の調整髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで成長していきます。 カリウムは、細胞の成長と分裂、細胞の浸透圧の維持、 エネルギー代謝などに深く関わっています。 つまり、カリウムが不足してしまうと、毛母細胞の細胞分裂がうまくいかず、 毛髪の成長に悪影響が出る可能性があるのです。 カリウムの効力によって、毛母細胞の機能を正常にする効果が期待出来ます。 グリチルリチン酸ジカリウムはカリウムが含まれるため、 毛母細胞の機能をサポート出来るでしょう。
